樽になりたい

発狂皆伝の樽がPS4のプレイ日記を載せるところです

君の名は。 感想

8月26日。公開初日でしたが、友人がチケットとってくれてて見にいくことができました。

僕は言の葉の庭の無料配信で初めて新海誠さんの作品に触れて以降すっかり夢中になってしまって、雲の向こう、ほしのこえ秒速5センチメートル星を追う子どもと立て続けに鑑賞しました。

そんな僕にとって最新作の君の名は。への期待感は相当なもので、自分でもハードル上げすぎてるよなあと不安になったものですが、杞憂に終わりました。

僕は頭がよくないし映画のこともよくわからないので演出とかの細かい話はなしにして自分が印象に残ったところ、気になったことについて語ろうかなと。

 以下、ネタバレを含む感想なのでまだの人は見ないほうがいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・最初に隕石のシーンと大人の主人公のモノローグを持ってきた点

構成としてはすごく単純なんだけど、やっぱり劇場で見るとはっとさせられました。劇場で見ているときにシーンとシーンが繋がる瞬間ってなんとも言えないですよね。

 

・テッシーの「たまらんなあ、お互い」

自分は特に背負ってるものとかないんですけど、すごく印象に残った。声優さんがうまいのかな。

 

・入れ替わりのドタバタコメディのような何か

瀧くんと三葉ちゃんの入れ替わりのシーンから始めていて、しっかり物語に入りこめてよかった。このへんは劇場アニメだしそういうものだろうけど、日常パートから入れ替わりっていう流れだとどうも冗長な感じがしてしまうんですよね。前前前世にのせた入れ替わりの日常は疾走感があって見ていてすごく楽しかった。こうやって盛り上げていって、糸守町の真相が判明して不安感とか絶望感でいっぱいになる。製作陣の思い通りになってしまったわけです。

 

 

 

すれ違いつづけた2人の奇跡の対面

本来出会うはずのない2人が入れ替わりにより結ばれて、相手の身体や生活状況など、すべてがわかるようになる。徐々に惹かれあうのに、肝心の心の触れ合いが全くできてない。身体がすぐそこにあるのに、心に触れることができない。そんなすれ違った2人がカタワレ時の奇跡でついに対面する。そのときの三葉ちゃんの表情と、「瀧くんがおる…!」のセリフ。このシーンが君の名は。のすべてだなと思ってしまった。時間の流れや人の結びつきを体現した組紐、意義を失っても脈々と受け継がれてきた宮水神社の伝統が引き起こした奇跡だと思うんですよね。月並みな言葉しかないけどとても尊くて、浄化されるようなシーンでした。

 

このあと、お互い名前を忘れてしまうんですよね。この辺で、状況はよくなるけど、結局2人はお互いの存在をどこかで気にかけつつも別々の道を歩んでいく新海パターンなのかと思ってとても苦しかった。

 

 

・三葉がお父さんを説得するシーン

お父さんを説得するシーンがあったほうがいいという意見がチラホラ見えたんですけど自分はそうは思いませんでした。瀧が入った三葉に説得のために迫られたときの、お父さんの「おまえは誰だ?」という言葉と、お父さんを説得しようとする三葉の表情を見ればそれ以上の言葉はなんというか野暮な気がします。悪者っぽく描かれていたお父さんでしたが、本気の三葉ちゃんをちゃんとわかってあげられるようなお父さんで、なんだかんだでやっぱり悪者はいない映画。いい意味で勢いと迫力で描き切っててすごくいいシーンだと思った。

 

 

・ラストシーンまで

冒頭の隕石シーンとモノローグ。歩道橋でお互い振り向くタイミングがずれてしまって、結局気づけずじまいのときは、もうだめかと思いました(映画を見る前に秒速を再鑑賞していただけに余計)。けど今回は新海さんは自分のある種のお約束を破って、滝と三葉を対面させてくれるんですよね。電車ですれ違ってから、キミの名前は。で終わるまで、本当に心が洗われるような感覚。階段ですれ違うシーンは最後まですごくドキドキしながら見ていましたけど、瀧くんは今までの新海さんのどの作品にもいないような主人公なので、あそこまで来たらキッチリやってくれると信じていました。ずーっと2人の間の感情や関係を重視して見てきたので、幸福感しかないシーンでだった。

 

 

 

 

 

 

初めて見たときは新海誠作品ということで、すれ違う二人の関係性に重きを置いて見ていたので、本当に非の打ちどころのない最高の作品だと思ったし、今でもその感想は変わりません。

 

でも、2回目を見て、1回目でちゃんと追えなかった、気になったところを拾う感じで見てみようと思ったとき、テッシーやりすぎ問題だったり、3年も時間の差があれば、スマホの時間表示見れば気づくだろうとか、そういう突っ込みが出てくるわけですよ。あと、シリアスシーンでパンチラ描くのはどうなの?まあ時間を取り扱った作品で最後まで違和感なく描き切るなんて難しいことだと思いますし、それは今後の監督に期待ですよね。この辺は感性の違いですから何とも言えませんが、ただ、やっぱりファンタジーものというより2人の物語として見れる人にとってはすごくいい話だったと思います。今までの作品ももちろんよかったですが、話の展開のさせ方もやっぱり上手になっているし、こういうハッピーエンドを描けるようになったというのはすごく今後が楽しみなことですよね。次回作がいつになるかはわかりませんが、とても期待しています。

 

 

キャラについての感想がですが三葉ちゃんの黒髪ショートカットにガチ恋した。訛ってて、穏やかで、黒髪で、ショートカットで、年上で。もう最高でしょ。これ以上何も言うまいって感じ。

 

 

まさに感情と勢いに任せて語り散らかしたという表現があてはまる文章なので変なことを書いているかもしれないですね。もう1回劇場に足を運んでみて、また新しい気付きがあるのかないのか、楽しみです。